近海マグロ延縄漁業
漁法

マグロ延縄(はえなわ)漁業は、一本の幹縄に釣針のついた2,000本以上の枝縄(この枝縄のことを「はえ縄」という。)を次々と海中に垂らし、魚がかかるのを待ってから釣り上げる漁法です。
- ① ラジオブイ、ランプ
- ② 浮き玉
- ③ 幹縄
- ④ 浮縄
- ⑤ 枝縄
- ⑥ 釣り元ワイヤー
- ⑦ 針と餌
漁獲物
操業期間
30日~45日間
漁獲物の保存
- 20日~30日間 水氷船(漁獲物を水につけて保存)
- 30日~45日間 氷蔵船(漁獲物を氷につけて保存)※
- 110日~120日間 凍結船(漁獲物を冷凍して保存)
※ 祐喜丸は氷蔵船
漁の流れ
出港
投縄(とうなわ)作業
「はえ縄」に一定の間隔で餌のついた枝縄を結びつけ、数時間かけて海中に投げ込みます。総延長は150km以上、枝縄は3,000~4,000本にもおよびます。
ここでは、縄が絡まらないように人の手で注意深く作業します。揚縄(あげなわ)作業
投縄作業から数時間待ってから、魚がかかったであろう頃合いをみて揚縄作業を開始、巻上機で縄を巻き上げて、魚がかかっていれば人の手で引き上げます。
甲板に上げた魚を適切な処理を施し魚槽に収めます。10時間以上の長丁場になることもあります。帰港/水揚作業

